【26卒・27卒向け】新卒で東急不動産に入社するには?| 採用大学や初任給、就職難易度について解説!

運営者:Yuhei

東急不動産について、採用難易度から初任給等の待遇、さらには就職難易度まで、新卒で東急不動産を志望する就活生が知っておくべき情報の全てをまとめています。

目次

東急不動産はどんな会社?|東急グループの総合デベロッパー

会社概要
企業名
東急不動産株式会社
TOKYU LAND CORPORATION
代表者
星野 浩明
代表取締役社長
所在地
渋谷ソラスタ(東京都渋谷区道玄坂1-21-1)
連結売上高
約1兆1,030億円
(2024年3月期)
子会社数
216社
東急不動産ホールディングスグループ
従業員数
1,239名

住宅不足の時代に自然と都市とが共存する「田園調布」を開発した田園都市株式会社(1918年設立)にルーツを持ち、東急不動産ホールディングスグループの代表企業である東急不動産。

昨今インバウンドの影響もあり、大きな盛り上がりを見せている渋谷エリアを主に開発している同社は、グループ全体で182施設を運営し、約1,810万人もの顧客と接点を持っています。

東急不動産の事業|不動産関連事業を幅広く手掛ける

東急不動産は、グループ企業と連携しながら、以下10の不動産関連事業を展開しています。

住宅事業
  • マンション及び戸建住宅の事業企画・用地買収・商品企画・販売企画・販売マーケティング
  • 再開発プロジェクトでのマンション開発及びマンション建替え
  • 建設中物件の品質管理及び施工管理
オフィスビル事業
  • 新規オフィスビルの事業企画、商品企画、テナントリーシング(法人営業)
  • 既存オフィスビルのテナント管理、アセットマネジメント(AM)及びプロパティマネジメント(PM)
  • コンストラクションマネジメント(CM)
商業施設事業
  • 新規商業施設(ショッピングセンター)の事業企画と施設運営
  • 飲食・物販店舗のリーシング
  • 既存テナント管理
再生可能エネルギー事業
  • 太陽光・風力発電施設の開発、運営
物流施設事業
  • 物流施設の開発、運営
リゾート事業
  • 会員制リゾートホテルの事業企画・施設計画・販売企画・販売マーケティング
  • リゾートホテル・ゴルフ場・スキー場・別荘等施設の運営
  • リゾート施設への総合コンサルティング、リゾート施設買収(M&A)、運営受託開発業務、会員権販売営業
シニア住宅事業
  • シニア向け住宅の事業企画と施設運営
ソリューション事業
  • 不動産活用のコンサルティング
  • アセットソリューション(企業向け資産ソリューションの企画提案)
  • 不動産鑑定
投資マネジメント事業
  • ファンドの組成・運用
海外事業
  • インドネシアでの高級コンドミニアム事業
  • 上海でのサービスアパートメント運営業
  • パラオ共和国でのリゾート開発

これらの事業の中でも特に我々の生活にとって身近な事業は、住宅事業・商業施設事業の2つでしょう。

住宅事業では分譲マンションブランド「BRANZ(ブランズ)」が、商業施設事業では「Q’s MALL(キューズモール)」が有名です。

また、主要プロジェクトとして就活生が最低限覚えておくべきは以下の2つです。

東急不動産の主要プロジェクト①:東急プラザ原宿「ハラカド」

新しいカルチャーの創造・発信の拠点として、神宮前・渋谷・表参道エリアの中心に位置する東急プラザ原宿「ハラカド」は、2024年4月に開業しました。

東急不動産の主要プロジェクト①:ハラカド

クリエイターを育成・支援・共創するプラットフォームや、リアルの価値を最大限に活用する新しい体験型メディアを実装するなど、カルチャー面への仕掛けに富んでいることが特徴的です。

東急不動産の主要プロジェクト②:Shibuya Sakura Stage

「働・遊・住」を兼ね備えた渋谷の新たなランドマークである「Shibuya Sakura Stage」は、渋谷駅周辺再開発におい
て最大級の賃貸面積を誇る大規模オフィスを持ちます。

また、新しく移転したJR「渋谷」駅の新南改札に隣接する立地での居住者・オフィスワーカー向けの商品販売を行ったり、渋谷駅中心地区開発で唯一整備された分譲の住宅である「ブランズ渋谷桜丘」を有するなど、特徴的なプロジェクトです。

東急不動産の主要プロジェクト②:Shibuya Sakura Stage

また、起業支援施設やインターナショナルスクール、さらには国際医療施設が設置されており、渋谷エリアの更なる国際競争力の強化に寄与しています。

東急不動産の企業理念・行動指針|グループとして掲げる理念体系

東急不動産を擁する東急不動産ホールディングスグループの理念体系は以下の通りです。

東急不動産ホールディングスグループの理念体系

この中でも特に「挑戦」については、以下で触れる東急不動産の求める人物像でも言及されるため、新卒で東急不動産を志望する方は頭に入れておきましょう。

東急不動産の採用人数|30~40名の採用が続く

以下が東急不動産の過去3年間の採用人数です。

年度 合計 男性 女性
2024年 33 20 13
2023年 43 23 20
2022年 33 22 11

東急不動産はここ3年間で30~40名の新卒を採用していることが分かりました。

東急不動産の採用大学|国内有名難関大からの採用が中心

東急不動産の新卒採用実績のある大学(採用大学)は以下の通りです。

採用実績校
大学
青山学院大学
大阪大学
大阪市立大学
学習院大学
関西大学
関西学院大学
九州大学
京都大学
慶應義塾大学
工学院大学
神戸大学
埼玉大学
上智大学
成蹊大学
成城大学
千葉大学
中央大学
筑波大学
東京大学
東京工業大学
東京女子大学
東京都立大学
東京農工大学
東京理科大学
同志社大学
東北大学
名古屋大学
名古屋工業大学
日本大学
日本女子大学
一橋大学
広島大学
フェリス女学院大学
法政大学
北海道大学
武蔵工業大学
明治大学
明治学院大学
横浜国立大学
横浜市立大学
立教大学
立命館大学
早稲田大学
Haverford College
University of London

上記の採用大学ランキングには、東京一工や早慶・MARCHといった国内の有名難関大学が並びます。

しかし、PRACAREER運営のさらなる調査の結果、日本大学などの日東駒専レベルからの大学からの就職実績がありましたので、完全にMARCH未満が学歴フィルターではじかれることはないようです。

東急不動産の就職難易度|とても難しい

東急不動産は、就活生への人気や難易度を測った以下のランキングにおいてランクインするなど、就活生にとって極めて人気がある、かつ難易度の高い企業であることが伺えます。

就職難易度を測るランキングにおいて中位にランクインしていること、採用人数が30名程と新卒を絞っていることから、東急不動産の就職難易度はとても難しいという評価になるでしょう。

東急不動産の新卒採用|総合職のみの募集

東急不動産の募集職種

東急不動産は2025年度新卒採用において、以下職種を募集していました(2024年12月末時点)。

総合職
  • 「住宅」「オフィスビル」「商業施設」「物流」「再生可能エネルギー施設」「シニアレジデンス」「リゾート」「海外」など、多方面な分野におけるプロジェクトの企画・運営に携わる

東急不動産の求める人物像

東急不動産が求める人物像は以下の通りです。

当社では、高い視座と広い視野を持ち、自ら挑戦する「事業プロデューサー」を目指したい社員像としています。多様な価値を提供していくために、普段から社会課題へのアンテナを高く、社会に向き合う使命感を持ち、課題解決に導く能力を獲得していくことが求められます。
01
チャレンジシップ
  • 事業機会への挑戦(ビジネスへのこだわり)
  • 業務改革への挑戦(生産性へのこだわり)
  • 新しい業務への挑戦(成長へのこだわり)
02
オーナーシップ
  • 高い視座(上の階層の役割を担う)
  • 広い視野(自部門以外の目線を持つ)
  • 強い当事者意識(最後までやりきる)
03
パートナーシップ
  • 部門を超えた共創(全社への組織貢献)
  • 会社を超えた共創(外部リソースの活用)
  • 社会課題への意識(倫理観と道徳)
出所:東急不動産 人材育成
https://www.tokyu-land.co.jp/recruit/graduate/nurturing/

新卒で東急不動産を目指す方は、上記3つのキーワード、チャレンジシップ・オーナーシップ・パートナーシップを念頭に置き、自分自身をどのようにアピールすべきか、戦略的に考えてみましょう。

東急不動産の初任給|新卒1年目は500~550万円

以下が東急不動産の初任給と新卒1年目の年収イメージです。

給与情報(2024年度)
  • 総合職(院卒)
    初任給 316,990円
  • 総合職(大卒)
    初任給 300,600円
新卒1年目の年収目安(総合職)
500〜550万円
出所:東急不動産 新卒採用募集要項
https://www.tokyu-land.co.jp/recruit/graduate/recruit-info/

現役社員(2023年度入社)の方によると、残業によって変動はありますが、目安として基本給が360万円、ボーナスが160万円で新卒1年目は年収が500~550万円程となる見込みのようです。

東急不動産の平均年収|業界平均の約2倍の年収

会社名 平均年収(平均年齢)
Openwork 994万円
OpenMoney 1,028万円 (32.6歳)
エンゲージ会社の評判 861万円 (40歳)

上記のデータから、東急不動産の平均年収は850~1,000万円程であることが分かりました。

また、dodaが発表した「業種分類別の平均年収ランキング」において、デベロッパーの平均年収は511万円でした。

そのデータと比較すると、東急不動産の平均年収は業界平均の約2倍であることが分かります。

参考までにですが、親会社である東急不動産ホールディングスの平均年収は、2024年3月期の有価証券報告書によると、1,113.2万円(42.0歳)でした。

東急不動産の福利厚生|家賃補助はあるものの…

東急不動産の福利厚生紹介ページと現役社員へのインタビューから分かった、東急不動産の福利厚生は以下の通りです。

住宅支援制度
  • 住宅費補助
働き方支援制度
  • フレックスタイム制度
  • テレワーク勤務
  • サテライトオフィス
  • PCシャットダウン制度
育児・介護に関する制度
  • 出産休暇(産前・産後)
  • ウェルカムベビー休暇
  • 子の看護休暇
  • 介護休暇
  • 積立休暇
  • 育児休業
  • 育児短時間勤務
  • 介護休業
  • 介護短時間勤務
  • 自己都合休職
資産形成支援制度
  • 社員持ち株会
  • 退職金
  • 財形貯蓄
自己研鑽支援・育成制度
  • 資格取得支援
  • 自己啓発表彰制度
  • 選抜型研修(交流型経営戦略研修、次世代育成等)
  • eラーニング
その他
  • 結婚休暇
  • 施設優待特典(東急ハーヴェストクラブ、ホテルタングラム等)
  • 保養所
  • 東急共済組合制度
  • カフェテリアプラン
  • WELBOX

新卒で東急不動産を目指す学生が気になる住宅費補助(家賃手当)は、2万円/月程であるそうで、競合他社と比較すると少し物足りない額となっています。

東急不動産の新卒選考フロー | インターン経由での選考あり

2025年4月入社対象の東急不動産の新卒採用については以下の選考フローで実施されましたが、年度によって変更される可能性はありますので、説明会などで直接情報収集をするようにしてください。

  1. インターン経由
    • インターン選考
      • エントリーシート
      • 適性検査(テストセンター)
      • 一次面接
      • インターンシップ
    • 本選考
      • エントリーシート
      • 二次面接
      • 最終面接
      • 内定
  2. 本選考
    • エントリーシート
    • 適性検査(テストセンター)
    • グループディスカッション
    • 一次面接
    • 最終面接

まとめ

本記事では、東急不動産の新卒採用について、採用大学や初任給から選考フローまで詳しく解説しました。

日本の顔とも言える渋谷エリアの開発に強みを持ち、様々なコンセプトでまちづくりを展開している同社では、人材に対してチャレンジシップ・オーナーシップ・パートナーシップの3つの要素を求め、高学歴層を中心に、毎年30~40名の学生を採用しています。

家賃補助こそ少ないものの、平均年収は業界の2倍程度、30歳には年収1,000万円を見込めるなど、待遇として魅力的な環境が整っている、就活生から人気の企業です。

よくある質問

東急不動産にはジョブローテーションがある?

あります。東急不動産では、入社~9年目までの間に原則2業2職務以上を経験します。また、3年間同じ業務を経験した場合、優先的に希望部署へ異動ができるFA制度があります。

東急不動産の就業時間は?

9:30~18:00の7時間半です。

東急不動産では、どのように配属が決まる?

本人の希望と適性を考慮しながら、新入社員研修最終日に配属が決定します。

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