【ベイカレント】新卒は初任給43万円&年収600万円!| 気になる福利厚生から評価・昇進事情も

DXコンサルティングに強みを持ち、近年その待遇の良さや急速な成長によって注目されている国内の総合コンサルティングファームであるベイカレント。

新規事業開発やDX推進、業務改革など、多岐にわたる分野でサービスを提供し、日本国内のコンサルティング市場で急速に成長を遂げている同社で働く人々はどれだけの待遇を得ているのか。

本記事では、そんな気になるベイカレントの待遇についてまとめました。是非、就職活動や転職活動の際の志望先選定にお役立ていただければと思います。

本記事のポイント

  • ベイカレントの平均年収は1,074万円!
  • ベイカレントの初任給は43万円!
  • ベイカレントの新卒1年目の年収は600万円!
  • ベイカレントの持株会は10%オフで自社株が買える!
  • ベイカレントの平均残業時間は約22時間でホワイトな職場!
目次

ベイカレントとはどんな企業?

待遇の情報に入る前に、まずはベイカレントの企業概要について紹介します。

国内で複数の拠点を持ち、約4,300名を抱えるベイカレントは、DXコンサルティングに強みを持ちながら、クライアント企業が抱える課題の上流から下流までをワンストップで支援するサービスラインを持っているコンサルティングファームです。

(出所:第37回 日経ニューオフィス賞 受賞オフィス紹介 ベイカレント

日本法人の本社オフィスは森ビルが手がける高機能オフィス「麻布台ヒルズ森JPタワー」にあります。

2024年1月から麻布台ヒルズに入居開始しており、六本木・麻布エリアの都会的な雰囲気の中、清潔感にあふれた高機能オフィスで働くことができます。

また、以下では簡単に売上高なども紹介します。まずはベイカレントの直近の売上高等です。

(出所:ベイカレント IR情報を基にPRACAREER運営にて作成)

ベイカレントは、2020年から2024年の5年間、毎年20%以上の売上高成長率(前年比)を達成し、売上高は約3倍に成長してきたことが分かりました。

また、営業利益は2020年から2024年の5年間で約4倍に成長しています。

加えて、ベイカレントが2024年4月に発表した「新たな中期経営計画」では、FY2029までに売上高を2,500億円まで成長させることを計画しており、今後も急速な成長を目指していることが分かります。

年収や福利厚生は?ベイカレントのリアルな待遇

このセクションでは多くの方々が一番気になるであろう年収や評価・昇進、福利厚生などと言った「リアルな待遇」の話を、実際の社員の方々へのインタビュー内容も含めて、具体的にまとめていきます。

気になるベイカレントの新卒1年目の年収は?

まず、新卒で志望先を選ぶ際に気になるのは初任給がいくらかだと思います。

以下では、ベイカレントの初任給をみなし残業時間と併せて競合他社と比較しながら見ていきます。

(各社の新卒募集要項を参照し、PRACAREER運営にて作成)

上記のグラフより、ベイカレントは初年度年俸600万円、みなし残業は45時間ということが分かります。

このデータでは上記8社中2番目に初年度年俸が高いファームとなっており、話題にもなっていたその待遇の良さが見て分かります。

また、ベイカレントは月給の2か月分が賞与とされることも踏まえると、初任給は43万円(額面)ほどになるでしょう。

新卒1年目の可処分所得(自由に使えるお金)はどれくらい?

就活生が意外と分からないのが、新卒1年目にどんな生活をした場合にどのくらい手元にお金が残るのかではないでしょうか。

社会人になってから大きく分かれる「実家住み」と「一人暮らし」でざっくりと二分し、ベイカレントにおける1年目の可処分所得を算出してみましたので、参考にしてみてください。

月給(手取り)生活費可処分所得
実家住み33万円8万円25万円
一人暮らし33万円20万円13万円
※ボーナスは(月給2か月分=86万円)除いた月給で手取りを計算
※実家住みは月6万円、一人暮らしは月10万円の水道光熱費・食費とする
※実家住みは月2万円、一人暮らしは月10万円の家賃とする

生活費は家賃や食費・水道光熱費など生活に必要最低限なもので算出し、可処分所得は月給から生活費を引いて算出しています。

かなりざっくりとした計算にはなりますが、自由に使えるお金は実家住みで25万円、一人暮らしで13万円となりました。

口コミ

私は一人暮らしで南北線沿いに住んでいますが、毎月貯金や投資にお金を回して、趣味であるファッションでも欲しいものが買えていて、基本的に生活に困ることはないです。

皆さんも是非、この可処分所得があるときに何をしたいか・どんな生活ができそうか、新卒1年目の生活をイメージしてみてくださいね。

業界内では給与低め?ベイカレントの年収事情

次に、待遇として一番イメージする年収(給与)について、ベイカレントの有価証券報告書を基に紹介します。

ベイカレントの2024年2月期の有価証券報告書では、平均年収は1,074万円(平均年齢:31.4歳)と算出されています。

この数字は、コンサルティング業界の平均年収(FCON算出)である945万円よりも高い年収水準にあるという評価になります。

また、日本全体の平均年収(400万円程度)を加味すると、給与はさすがはコンサルティングファームといったところでしょう。

さらにベイカレントにおけるタイトル別年収の参考値をご紹介します。

(PRACAREER運営の独自調査に基づき作成)

上記は企業口コミサイト等のインターネット上に公開されている情報とPRACAREER運営にて行った現役社員3名へのヒアリングにて作成したタイトル別年収一覧表です。

必ずしも正しい数値というわけではありませんので、あくまでも参考値としてご活用ください。

ベイカレントのコンサルタント職では、シニアコンサルタントの後で「マネジメント」と「エキスパート」の2つのキャリアパスが用意されており、どちらに進むかを選択できるとのことです。

マネジメントは一般的なコンサルタントのスキルセットを基にプロジェクトをマネジメントしていく役割になり、エキスパートは自身の専門性を明確にしたうえでそれにさらに磨きをかけることでクライアントに価値貢献をする役割になります。

年収が1,000万円の大台を超えるのはシニアコンサルタントからであり、その後はパフォーマンスに応じて幅はありますが、極めて高い報酬が設定されているようです。

実力次第でスピード昇進が狙える!ベイカレントの評価・昇進事情

ここからは年収を大きく左右するベイカレントの評価や昇進事情について、インターネット上の情報や現役社員の方へのインタビュー内容を踏まえてまとめていきます。

ベイカレントにおける評価方法は以下の通りです。

  • 定性評価:プロジェクトにおける上司から年に3回とプロジェクト離任時に定性評価(5段階評価:S,A,B,C,D)を受け、年に1回の評価タイミングに稼働時間の加重平均で集計される
  • 定量評価:売上(単価×稼働時間)が評価される(シニアコンサルタント以上は自身の部下の売上であるマネジメント売上が併せて評価される)

定量評価については、採用貢献(リファラル採用に貢献したか)も併せて見られるとのことです。

また、アナリストとコンサルタントの定量評価については稼働率のみ考慮されるとのことですので、いかにアベイラブルにならずに案件にアサインされ続けるかが重要となってきます。

昇進・昇格は年1回とのことで、毎年3月に次年度の年俸とタイトルが通知されるとのことでした。

運営者:Yuhei

現役社員の方からは、競合他社よりも売上に焦点を当てた評価基準となっていることが特徴であると伺っています。

次に、タイトルごとに「次のタイトルへの昇進に要する年数」をまとめました。

(PRACAREER運営の独自調査に基づき作成)

上記は企業口コミサイト等のインターネット上に公開されている情報とPRACAREER運営にて行った現役社員3名へのヒアリングにて作成したタイトル別昇進スピード一覧表です。

アナリストからコンサルタントへは基本的に1年、遅い人で2年で昇格していくとのことでした。

また、シニアコンサルタントからマネージャーまでは最短で1年で昇格した方がいらっしゃるとのことで、パフォーマンスが出せる人=売り上げで貢献できる人はどんどんと上に上がっていける制度になっているようです。

家賃補助アリ?ベイカレントの主な福利厚生

次に、気になるベイカレントの福利厚生についてまとめます。

福利厚生

  • 自社健康保険組合
  • 従業員持株会(還元率10%)
  • 企業型確定拠出年金
  • 社外研修受講補助
  • 資格取得補助
  • カフェテリアポイント(50,000円分/年)
  • 契約施設・ホテル等の割引特典
  • 健康診断・人間ドック(本人・被扶養者ともに)
  • 企業主導型保育園

休日・休暇

  • シックリーブ(体調不良時の有給休暇:10日間)
  • 介護休暇、特別休暇(子どもの看護休暇や私傷病休暇など)
  • 育児休暇・産前産後休業

働き方

  • 育児短時間勤務制度(子どもが中学校入学まで)
  • ベビーシッター費用補助

ベイカレント従業員持株会があり、市場価格に対して10%オフ(会社負担)でベイカレントの株が買えるとのことです(月10万円までの制限あり)。

これは買った瞬間にベイカレントの保有株式に対して+10%の評価益が付くのと同義であり、非常に魅力的な制度と言えます。

また、会員制リゾートホテルであるエクシブの法人会員であるため、ベイカレントの従業員であれば利用できるとのことでした。

是非、参考にしてください。

(出所:公式 – エクシブ|XIV|リゾートトラスト株式会社

ベイカレントはブラック企業?気になる働き方

未だにブラックなイメージのあるコンサルティング業界ですが、ベイカレントはいわゆるホワイト企業なのでしょうか。

そこで今回は待遇と併せて、働き方についても企業口コミサイト等のインターネット上に落ちている情報や現役社員の方のインタビュー内容を踏まえてまとめました。

結論、プロジェクトにはよるものの「業界においてはかなりホワイトに働ける環境」と言えるのではないでしょうか。

(各社のOpenworkページの情報を参照し、PRACAREER運営にて作成)

例えば、勤務時間に関して、Openworkは月平均30.9時間の残業があると算出しています。ここから、平均で1日 1.5時間くらい残業をする試算になります。

アクセンチュアの所定労働時間が8時間であることを考えると、朝の9時半から出社/始業し、お昼休憩を経て20時頃に退社/終業するようなイメージでしょう。

また、ベイカレントは公式HPにて平均残業時間/月が22時間であると算出しており、その徹底的な残業管理体制が伺えます。

運営者:Yuhei

Openworkの情報を比較すると、国内の主要総合コンサルティングファーム8社のうち、ベイカレントは時間外労働が最も少ないファームであることが分かります。

現役社員の方からも「月の残業時間が45時間を超えることがないよう規制しており、超過した場合はプロジェクトマネージャーに責任が問われる」と伺っています。

しかし、プロジェクトによっては実労働が45時間を超えることもあり、比較的ハードに働く必要があるため、瞬間的にブラックな働き方になってしまうことは頭に入れておいた方が良さそうです。

特にシニアコンサルタント以降になると、実労働よりも勤怠を少なくつけていたり、長時間残業申請を行った上で残業をされている方も少なくないとの声もありました。

まとめ

本記事では、ベイカレントの待遇、評価制度、福利厚生、そして働き方について詳しく解説してきました。

給与面では、初年度600万円という業界でもトップクラスの給与水準を誇り、平均年収も1,074万円と非常に魅力的な水準となっています。

福利厚生面では、充実した保険制度や育児支援、カフェテリアポイント制度など、様々な制度が用意されています。さらに、10%オフで自社株を購入できる持株会制度も、社員の資産形成を支援する重要な制度として機能しています。

評価制度においては、売上への貢献度が重視され、パフォーマンスを出せる人材は急速なキャリアアップが可能な環境が整っています。

働き方については、残業時間は国内主要コンサルティングファームの中で最も少ない水準となっています(Openworkのデータによる)。ただし、プロジェクトによってはハードな働き方が求められる場合もあり、特にシニアコンサルタント以降は実質的な労働時間が増える傾向にあることは留意が必要です。

是非、これらの情報を参考にしていただき、ベイカレントの志望を考えてみてください。

よくある質問

ベイカレントではフルリモートでの稼働は可能ですか?

ベイカレントではフル出社が義務付けられており、在宅でのリモート勤務は原則禁止されています。

ベイカレントに入るにはどれくらいの英語力が必要ですか?

入社のために英語は必要ありません。しかし、全社的に英語人材が不足しているとの声があり、実際に英語力アセスメントも福利厚生として無料で受けられる等、会社として英語人材の育成・獲得に力を入れている可能性があります。そのため、英語力があることは採用において加点要素になることは考えられます。

ベイカレントでは副業はできますか?

原則禁止ではあるものの、制度上副業は可能です。ベイカレントのビジネスと競合しないなど様々な要件があり、申請した上で承認が下りれば正式に副業ができます。

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