【26卒向け】BIG4コンサルとは?各社の初任給と1年目の年収比較

運営者:Yuhei

近年のコンサル業界人気から、就活生からの注目度が上がっているBIG4。本記事ではそんなBIG4のコンサル各社の初任給・1年目の年収・みなし残業という新卒が気になる情報をまとめました。

目次

BIG4とは?|世界四大会計事務所

BIG4とは「世界四大会計事務所」を表す言葉であり、以下4つのファームにて構成されます。

企業名本社所在地
Deloitteニューヨーク(アメリカ)
PwCロンドン(イギリス)
EYロンドン(イギリス)
KPMGアムステルダム(オランダ)

これらの企業は、誰もが知る「GAFAM」をはじめとした有名企業のほとんどを顧客としており、その源流である会計・監査から税務、コンサルティングまで幅広いプロフェッショナルサービスを提供しています。

BIG4各社はご覧の通りニューヨークやロンドンに本社を置いていたり、比較的グローバルな水準の組織文化・制度を持っていたりすることから、外資系企業のように思われますが、実態は日系企業となります。

簡単に言うとマクドナルドのような「フランチャイズ」的な仕組みになっています。

例えば、「PwC Japan」は、PwCのブランドやノウハウを使って日本向けにプロフェッショナルサービスを提供する代わりに、PwCの本部にブランド使用料のようなものを支払っています。

そのため、いわゆる外資系企業の「親会社と子会社」という関係性ではなく「本部と支部」という関係性でビジネスを展開しています。

これも、アクセンチュア等他の外資系コンサルティングファームと比較したときのBIG4の特徴の一つと言えるでしょう。

BIG4コンサルの新卒1年目の年収比較|PwCが圧倒的な年収

BIG4コンサル各社は、新卒採用時に日本企業にありがちな「初任給」ではなく「初年度年俸(新卒1年目の年収)」を提示しています。

以下はそのBIG4コンサル各社の2026年入社の新卒社員を対象に提示されている「学士向けの初年度年俸(新卒1年目の年収)」を比較したグラフです。

BIG4コンサル各社の新卒1年目の年収比較グラフ(2026年入社の募集要項に基づく)
(参考:PwC 募集要項Deloitte 募集要項CFN EYSC 募集要項KPMG 募集要項

このグラフより、新卒1年目の年収を665万円で提示しているPwCがBIG4コンサルで最も新卒1年目の年収が高いファームあることが分かりました。

BIG4コンサルのみなし残業比較|PwCが最も少ないみなし残業

BIG4コンサルをはじめとしたコンサルティングファームには「みなし残業」という、一定時間の残業を想定して、実労働時間にかかわらずその時間分の残業代を給与に含める制度が採用されています。

つまり、新卒1年目の年収が一見低かったとしても、みなし残業が少なければ、働いた分だけ年収が増えることになり、単純な年収だけの比較だけではその企業における本当の待遇を測ることができません。

そこで、以下ではBIG4各社のみなし残業時間を初年度年俸と併せてまとめました。

BIG4コンサル各社の新卒1年目の年収とみなし残業比較グラフ(2026年入社の募集要項に基づく)

このグラフより、他ファームはみなし残業が50時間となっている中、PwCは唯一30時間のみなし残業となっており、最もみなし残業が少ないファームであることが分かりました。

新卒1年目の年収が最も高い、かつみなし残業時間が最も少ないPwCこそがBIG4コンサルにおいて(少なくとも新卒目線では)最も待遇が良いファームであると言って良いでしょう。

BIG4コンサルの初任給比較|EYが最も高い初任給

さらに深ぼって、BIG4コンサルの新卒の初任給(新卒入社後1ヶ月目にもらう月給)と税金や保険料が引かれた後の手取りを見ていきます。

BIG4コンサル各社の初任給と手取り比較グラフ(2026年入社の募集要項に基づく)

新卒1年目の年収が最も高かったPwCでは、年1回・7月にボーナス(個人成績ボーナス+会社業績ボーナス)が100万円程度支給されるため、PwCは初任給と手取りは2番目として算出されています。

初任給と手取りが最も多いファームはEYとなりました。その背景には、EYが年俸制を採用しており、ボーナス込みの年俸を12か月に分割して支払われることがあります。KPMGの初任給と手取りが多いのも同様の理由があります。

新卒1年目の年収で3番目に多かったデロイトは初任給と手取りは最も少なく算出されました。なぜなら、提示された年俸の1/15が月給として12カ月間支給され、3/15がボーナスとして支給されるためです。

まとめ

本記事では、BIG4コンサル各社の新卒1年目の年収・みなし残業・初任給について詳しく解説してきました。

比較の結果、新卒1年目の年収が665万円と最も高い、かつみなし残業も30時間と最も少ないPwCが「BIG4の中で最も待遇が良いファーム」であることが分かりました。

給与面以外にも、福利厚生や研修制度、キャリアパスなど、就職先を選ぶ際に考慮すべき要素は多岐に渡ります。それらの情報も含めて、自分に合った企業を見つけていただければと思います。

よくある質問

BIG4では大量採用をしていますか?

ファームによっては大量採用を行っていますデロイトトーマツコンサルティング合同会社・PwCコンサルティング合同会社・EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は100名を超える採用を行っているため、比較的多くの人材を採用しています。

BIG4の就職難易度は高いですか?

BIG4の就職難易度は比較的高いと言えます。その根拠として、BIG4各社は東洋経済の「入社が難しい有名企業ランキング」や、ハウテレビジョンの「【26卒】上位校就活人気ランキング」の上位にランクインしていることが挙げられます。

BIG4ではグローバルに働けますか?

BIG4ではグローバルに働くチャンスがあります。各社、それぞれグローバルネットワークと連携しながら、主に日本企業の海外展開を支援するグローバルプロジェクトがあります。しかし、ピュアな外資系コンサルティングファームであるマッキンゼーやBCG等と比較するとグローバルの連携やプロジェクトは少ないという現役社員の声もありますので、ご留意ください。

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